会社員の皆様は明日で仕事納め、からの忘年会という方が多いのでしょうか?
さて、タイトル、口が悪くてすみません。
先日、前職場から一駅離れたところでうっかり前職の人事部長とニアミスしてしまい、嫌な記憶を思い出してしまいました。
この人事部長がヤベー奴でしてね。
そうとは知らなかった頃、ちょっとバックオフィス系に異動したいと思っていたんですよ。
私のキャリアは営業→企画→営業→企画、と会社は変われどずっと前線の現場系でした。
仕事の内容的には向いていたと思うんですが、やっぱり子どもが小さい時は現場系と子育ての両立ってなかなか難しくてね…
特に営業の時とか、他県に商談に行ってる時に限ってお迎えコールが来たりね…
突発で休む時も会社に連絡入れるだけじゃなくてその日に商談や会議が入っている取引先全部に連絡してリスケしたりとか病児抱えながらてんやわんやだったり。
(ちなみに父の葬式で休んだ日ですら「あの件ってどうなってんの?」と取引先から携帯に直接電話がかかってくるブラックさ。まずは会社に電話してどうにか対応してくれ)
そうなるとやっぱり向いてなさそうでも調整が利きやすいバックオフィス系で社内業務の方がいいなと。
経理は無理そうだから(数字苦手だし簿記とか持ってない)人事か総務に異動したいな…そっち系に異動するなら社労士持ってると有利かな…と勝手に思い込み早速ユーキャンで社労士講座を取りました。
今思えばいきなりユーキャンじゃなくてこういう市販の本をまず買ってみればよかったな。
元々経済学部卒でゼミの専攻は労働経済だったので、労働基準法なんて余裕!勉強もサクサク進むぜ!こりゃ一発合格かな?なんて思いつつ、異動の希望はまだ出さず。
希望を出す前に根回ししといた方がいいよね…と思っていた矢先、社内イベントで偶然人事部長と同じテーブルで飲む機会が。しかもタイミング的にいい感じに酒が回ってきた頃。
これはラッキー!と中途採用や人事異動の状況について探りを入れまくる。
「この間総務の〇〇さんが辞めましたけど、総務だと中途で採る時ってやっぱり社労士とか持ってる人の方が有利なんですか?」などなど。
すると…
「社労士持ってる人なんて絶対採らないよ!ウチの〇〇とか✕✕とか(コンプラ違反案件)指摘されちゃうからね!何より(自分の)好きなようにできなくなるし」
とまさかの本音炸裂。
マジか…
こいつヤベー奴だったんじゃん…
会社のヤバさは知ってたけどさ…
(ちなみにこの部長、歳は上ですが中途採用の私よりさらに後に入社した人です)
だいぶ闇を覗いた気がして、結局バックオフィスへの異動希望を出すのは止めて社労士の勉強もそれっきりになってしまいました。
この人の前の人事部長ももう何十年もその椅子に座っていたし(役員になり定年後も権力を握り続けた)、この人も権力握ってそのコースなんだろうなあ。一族経営の中小企業ならではなのかも。
あ、バックオフィス業務に興味がなくても社会人になる時に労働基準法は勉強しておくと損をしなくてすむので本当に良いと思います!私が新卒の頃は労働基準法知ってても「だから何?」というブラックがまかり通ってましたが、今は社会情勢的に大分改善されましたし。
ちなみにヤベー人事部長の前の人事部長は私が上司から「残業つけるな」と言われたことをそれとなくほのめかしたらすぐに対応して是正してくれたので、権力は持っていたかもしれませんが悪い人ではありませんでした。(当時のウチの部長がその人事部長に怒られて正式に謝罪された)
私の性格上対応しなかったらさらに労基にチクられると思ったようです。一応人事部長として労基は恐れていたみたい。
しかしこれには後日談がありまして。
正確には私に「残業つけるな」と言ってきたのは直属の課長。課長が部長に「チヅルの残業が多いから何とかしろ」と指示されての行動でした。
その課長が後日「君のせいで僕が人事にどう思われるかわかってんの?」とか言ってきたんですよ。
『君のせいで』?
ハァァァ?そもそも誰のせいなん??
そもそも私に残業させてたのはこの課長。しかも一時期一方的に好意を押し付けてきてセクハラまがいのこともしてきたんですよね。
それで私ももう頭にきて、部長とその上の本部長にセクハラを直訴したんです。
そうしたらその時の本部長に言われた言葉が
「まあまあ、それだけチヅルさんが魅力的ってことだからさあ」
でした。
こいつらみんな脳ミソ腐ってんの??
その後一応二度とその課長のチームにならないよう配慮をしてくれはしましたが、この時さっさとこの会社に見切りをつけてサクっと転職してたらまた人生違ってたのかなあと思ったりもします。氷河期世代だし当時もう30過ぎの既婚者だったからここを辞めたらもう次がないかも…と無駄に根性見せちゃったんですよね。失敗。
辛い思いをして働いているそこのアナタ、変な会社からはさっさと逃げよう。
一年間お仕事お疲れさまでした。