大波乱の結果でした。
気温が高くて過去最悪のコンディションという、番狂わせ多発だった今日の箱根駅伝予選会。9時の時点で会場は23℃超えという暑さ。
先日、こちらの記事で予想を書きましたが…
予想ではまあ盤石だろうと一切触れなかった学校に悲劇が。
東海、こんなことある!?
ゴール直前での棄権、しかもキーマンとなる10人目。結果、予選落ちに…有識者にはトップ通過とすら予想されていたのに。これはつらい。
本戦も予選もチーム戦だから!ひとりの責任じゃないから…!救急搬送後、意識回復されたようで何よりです。
なお、このハプニングの恩恵にあずかったのが順天堂でした。ギリギリの10位通過。
悔し涙を飲んだのは東農大。なんと順大と1秒差で予選通過ならずの11位。大根踊り見たかった…
それと、結局今年も初出場を逃した麗澤。上位層の通過タイムは良さそうだったのに。やっぱり走れる選手の枚数を揃えるというのはなかなか厳しいんだな…個人142位と大きく順位を落としたネイヤイ選手が想定外で、ここでタイムを稼げてたらまた違ったんでしょうか。
「9位と10位でおてて繋いで通過しようね☆」(意訳)と語っていた駿河台大学とは仲良く並んで16位と17位でした。駿河台は個人順位5位のレマイヤン選手でずいぶんタイムを稼いだのに。次からはもっと高い目標立てよう。
そんな中、エースを2枚欠いて1年生を5人走らせ6位通過の中大のカードの厚さはすごい。本当はもっと上位通過を狙っていたんでしょうけれど、色々と番狂わせが起きた中で予選会通過できただけでもホッとしました。
10人中5人まで2桁台順位、9番目まで100位台の順位だったので、本戦でエース格が入ったらまた違うかも。
そして、ついに立教1位通過、おめでとう!高林監督やったね!!
全日本にも出るし、今年の立教は強い!10km地点から通過人数でずっと暫定1位でしたし、出走メンバー12人中8人が2桁順位。もしかしたら箱根でも台風の目になったりして。
安定の日体大はやっぱり4位で予選通過でした。
以下、予選会順位です。
1位 立教大学
2位 専修大学(正直意外でした。留学生パワーかと思いきや、日本人選手も4人が2桁順位、10番目まで全員100番台の底力!)
3位 山梨学院大学(専修と同じく)
4位 日本体育大学
5位 中央学院大学(吉田選手、日本人1位返り咲きおめでとう!)
6位 中央大学
7位 日本大学(ここもキップケメイ選手以外の日本人選手頑張ってる)
8位 東京国際大学(エティーリ選手、注目度の割に走れなかったけど予選通過できてよかったね)
9位 神奈川大学
10位 順天堂大学
↑ここまで本戦出場↑
本戦出場を決めた学校について個人順位を見てみると、留学生パワー以外に日本人選手の集団走が上手くいったような印象です。
↓以下予選落ち↓
11位 東京農業大学
12位 明治大学
13位 国士舘大学
14位 東海大学
15位 流通経済大学
16位 駿河台大学
17位 麗澤大学
18位 筑波大学
19位 明治学院大学(←!?)
20位 武蔵野学院大学
あれ、明学っていつもこんな順位だったっけ?駅伝強かったんだっけ?と思って調べてみたら、ここもかつての立教や今の芝浦みたいに駅伝プロジェクトやってるんですね!
MG箱根駅伝プロジェクト | 明治学院大学 “Do for Others”
初の10位台、2021年の予選会結果は30位なので大躍進です。学連で出場した選手もいたとは。
明学にスポーツ推薦のイメージないんですが、そういうのもやってるんでしょうか?
やってるとしたらこりゃあ駿河台も麗澤もあっという間に抜かれちゃうんじゃ…(大学ブランドに加えて埼玉・千葉に対する白金の立地の強さ)
あとは学連メンバーに誰が選ばれるかですが、注目していた東大の秋吉選手は個人順位77位なのでメンバー入りできそうです。あとは個人順位60位の東大大学院古川選手や学連メンバー常連の麗澤や筑波から、最近の強化校だと今年も芝浦、そして上記の明治学院が入りそう。
その他だと過去の本戦出場校の選手は一度本戦で走ったことがあったりすると学連メンバーにはなれないし、『俺たちの箱根駅伝』によると選抜順位に入っていても強豪校だと監督の意向とか他のレースとの兼ね合いで学連のオファーを受けないこともあるようなので、どこまで学連メンバー入りするかまだわかりませんが…
↓ちょうど予選会終了から箱根本戦までのストーリーなので、まだ読んでいない方は今から読み始めると面白いかも。箱根駅伝生中継に向けてのTV局の裏側なども描かれています。