息子ではなく母のジャージの話です。
ジャージの話を書いてふと思い出したので書いてみたくなりました。
30ウン年前の母の中学のジャージはそれはもうダッサダサのこんなヤツ↓でした。
紺地にオレンジの二本線、極めつけは足裏に通すゴム紐。(何のために?)
そしてこのジャージ、1年生はまさにこの通りの着用が義務付けられています。
学校で決められたルールではありません。学校をシメているヤンキーの先輩が目を光らせているからです。
例えば、襟は開いて着用しなければいけません。(髪も三つ編み)
下図のようにファスナーを上まで閉めてハイネック風に着てはなりません。(もちろんポニーテールやリボンもNG)
ズボン(あえてズボンと言います)は必ずゴム紐を足裏に通さねばなりません。
下図のようにゴム紐を切ったり、ましてやカッコよく()裾を折り曲げてはなりません。
これらの所業が先輩に見つかるとどうなるか…
あいつ生意気じゃね?と
体育館裏に呼び出され、泣くまで詫びを入れさせられます。
今思い出しても本当に謎ルール、どうしてジャージの裾を折る=生意気なのか。
実は私も一度だけ『呼び出し』をされたことがあります。
1年生の最初の遠足で私はジャージをハイネックにしていました。入学したばかりでまだあまりこの謎ルールを理解していなかったので、特に何も意味はなくハイネックにしていたのだと思います。
そして、その姿が写真に写っていました。
昔って遠足の写真とか廊下の壁に貼り出されていたじゃないですか(そして〇番とかの番号で購入していた)。それをね、わざわざ2年生が1年生の教室の階まで来て確認するんですよ。
あいつハイネックにしてる、あいつ裾折ってる、とチェックして順次呼び出し。
3人くらいに囲まれて「遠足だからって浮かれてんじゃねーよ」「カッコつけてんじゃねーよ」とかなんとかそんなことを言われすみませんもうしませんとか謝ったような遥かな記憶。
前クールで人気を博したドラマ『ふてほど』よりもちょっと後の時代ですけれど、私の通った東京某多摩地区の公立中学はこんなだったんですよね。今思い出しても本当にくだらない…
まあジャージの件以外にもとにかくこの中学には全くいい思い出がなくて、息子は私立の中学に行かせたい!という気持ちが強くなったというのもあったのでした。