UNDERTALEというゲームをご存知でしょうか。
連休中にこのゲームの公認オーケストラコンサートに行ってきたのでした。
UNDERTALEをご存知でない方へ。
このゲームは『MOTHER』や『真・女神転生』、『東方Project』に影響を受けたアメリカ人Toby Fox氏がたった一人で開発したインディーズゲームです。(今年の甲子園の滋賀学園の応援で知ったという方もいらっしゃるかもしれません)
ゲームのキャッチコピーは「誰も死ななくていいやさしいRPG」。
そのストーリー・世界観・音楽によって世界中で大人気となり、楽曲のカバーなど多くの二次創作も発表されています。
そして、息子もその世界にハマったひとり。
小3の頃にScratchやYoutubeの動画でUNDERTALEを知り、日能研に入ってからもずっと「やりたい、買って」とねだられていたのですが、それを却下するため「次の育成テストでクラス1番取ったらね」と無謀な約束をしたところ本当に算数でクラス1番を取ってきましてね…
総合で1番ではなかったのですがそれでも今までにない好成績だったので、あまりの熱意に買ってあげたのです。
なお、その後あの時ほどケツイのみなぎった息子を見ることはなかったわけなんですが…
↓息子に買ったのはSwitch版
そこからはもうどっぷりUNDERTALE漬け。苦戦しながらもN・P・Gルートの全てをクリアし、家でも車の中でもアレクサからは常にUNDERTALEの曲が流れ、テストの裏にはいつも気合を入れてUNDERTALEのキャラをお絵描き。(中学受験生よ…その時間があればテストいくらでも見直せるだろ…)
コロナで外部との接触が絶たれていたあのタイミングであったことが拍車をかけたのかもしれませんが、息子がオタクの道に足を突っ込んだのは確実にUNDERTALEがきっかけだったと思います。
そして作者公認のオーケストラコンサートがあることを知った息子、ずっと「行きたい!」と言っていたのですが時はコロナ禍。
息子がUNDERTALEにハマった2020年を最後に、コンサートは開かれていませんでした。
そのコンサートが、今年なんと4年ぶりに開催となったのです。
情報を知ったのは今年の1月。東京公演は3月の予定とのことで、絶対行こう!と意気込んでチケット購入戦に臨んだのですが…
オフィシャル先行申し込み→抽選漏れ
楽天チケット先行申し込み→抽選漏れ
一般販売→瞬殺で撃沈
ということで、全てのチケット争奪戦に敗れました。
このチケットの売れ行きがすさまじかったためか急遽4月に追加公演をすることも決まったのですが、そのチケット争奪戦にも敗れ…
ガッカリしていたところ、アンコールツアーをするとのお知らせが!!
6月、またもやチケット争奪戦が繰り広げられることとなりました。今回は夫と私と総力戦で、とにかく申し込めるプログラムは全て申し込むローラー作戦を決行。
三度目の正直で見事、夫が1プログラムだけ抽選を当てました!
(ちなみのその後、機材席が解放されたので追加席販売があったのですがこちらも瞬殺でした。奇跡)
息子的には好きなキャラのテーマ曲のある演奏プログラムじゃなかったのが残念だったみたいなんですが、そこは勘弁してもらうこととして。
チケットは2枚。夫が「息子と行っておいで」と言ってくれたのでありがたくチケットを頂戴しまして、会場に向かいました。
前置きが長くなりましたが、やっとコンサートの感想です。
私も息子も、ゲーム音楽のコンサートは初めて。(ドラクエとかよくやってますよね)
まずは物販の長蛇の列に並び、パンフレット、アクスタ、CDやスコアなどの限定商品をGET。
席に着くと、3階席から見るステージはこんな感じ。
演奏が始まると、なんとこのモニターにゲームのプレイ画面が映し出されました!
そんな演出なんだ!
この画面と演奏がぴったりリンクしていて、まるで生演奏を聴きながらゲームをプレイしているみたい。
名曲揃いのUNDERTALEですが、オーケストラの迫力がすごいのに加えてwithビッグバンドということで楽曲もjazzyでとにかくカッコイイし、戦闘シーンのBGMはその臨場感がすごくて思わずドキドキハラハラ…!!
私自身はUNDERTALEはプレイしていなくて、息子がやっているのを隣で見ていたり上述の通り毎日強制的に曲を聞かされていたくらいなんですが、それでもこのスタイルはめちゃくちゃ楽しい。
これ、演奏家さんたちは画面見えてないんだし、ミリもずれずにタイミングをバッチリ合わせるの大変だっただろうなあ。
演奏終盤では感動の嵐に包まれてなぜか泣きそうになってました。
そして4年越しで叶った息子の夢、本人も相当感動したようで「しばらく夢に出てくるかも」と言っていました。よかったね…!
来年はUNDERTALEが発売されてから10周年の記念イヤーです。来年も開催されるならまたぜひ行きたい。
はー、ゲームって素晴らしい文化だなあ。
(メタトンEXとのバトルを見ていてなんとなく危脳丸とか愛咲ルイを思い出したのは内緒にしておこう)