「家でご飯を作らない」という見る人が見れば毒親ムーブと取られかねない行動をかましている今(コメント欄でそうは思わないよって言ってもらいましたけど)、あえて見ることにした『タコピーの原罪』アニメ。
原作がジャンプ+で連載されている頃にリアルタイムで読んでいましたが、当時読んでいて本当に苦しく、毎回コメント欄で読んだ人の感想を読んで心を落ち着かせるまでがセットでした。
地球にハッピーを広めるため降り立ったハッピー星人タコピーは、笑わない少女しずかちゃんと出会う。どうやらその背景には学校のお友達とおうちの事情が関係しているようで…。
そんなタコピーが今夏アニメ化されると知って、気にはなったもののあの重苦しさを思い出し最初は見る気がありませんでした。
しかし、夕飯事件に端を発し心がささくれ立っている今。
声優さんの演技も素晴らしいと評判だし、この精神状態でタコピー見たら逆に心が落ち着くんじゃない?と思って視聴を決めました。
見て良かった。
アニメの出来、素晴らしく良かったです。
ここでストーリーの感想を書いてしまうとネタバレになってしまうので、あえてのアニメ化に関してのみの感想です。
声優さんの演技は評判通りでしたが、ポップな色使いや演出効果とBGMのせいか?原作の鬱々とした感じがかなり控えめになっていて見ている方の苦しさも控えめに。
原作のタイザン5先生は『タコピー』の後にジャンプ本誌で連載した『一ノ瀬家の大罪』の描写でもよく見られたように、ぐちゃぐちゃで汚い家の描写が本当にお好きなようでね…しかも大ゴマでそれをすごく強調するスタイルで、いじめの描写とあわせてこういうのがなんかウッってくるんです。

アニメは色がついたからか?見開きドン!でないからか?その辺の印象がマイルドになっていて、でもキャラクターの描き方とかは原作にかなり寄せていて(ルックバックでも押山監督がやってましたが、原作・原画のマンガ的な線を上手く生かすやり方をされたそうです)、各キャラの泣き顔の特徴的な表情とかも原作まんまな感じでした。
こういった演出の緩急のつけ方と声優さんの演技のおかげで、原作で感じた不快感や初期のタコピーへ感じたイライラ感みたいなものはアニメ視聴中にはそれほど感じられず。
むしろ原作のラストでは泣きませんでしたがアニメ最終回ではうるっと来ちゃいました。
それくらい良かったです。
そしてBGMも含めた音楽がね…意外(?)にも全て良かったです。
キャッチ―な曲調とビジュアルで歌ってるのはアニメ声のあのちゃんだけど、歌詞が刺さるOP。
最終回だけラストまで流れる曲にタイトルごと変化したTele/谷口氏(この曲で初めて知ったアーティストでした)のED。
それぞれ書き下ろされた歌詞が、このマンガが伝えたいことを言語化していました。
「苦しいとか寂しいとか誰かに言えたなら」
「わかんないよごめんね」「話をしようよ」
つらい時。理解してもらえなくても、寄り添ってくれる誰かがいれば。
あのちゃんも谷口さんも作品への思いを込めて書かれた歌詞なんだなと思いました。
あと…
この数日の息子に対する私の振舞い。毒親ではないつもりですが、ちゃんと「おはなし」しないといけないなと反省しました…これについては、改めて。
ストーリーが気になった方、ぜひ色々な配信プラットフォームで配信していますので見てみてください。
(TBS制作なのにTBSでは放映せず配信のみという、これまたかなり変わったスタイル。地上波では流せない描写があるからという理由みたいです)
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