さて、息子は大学進学についてどこまで考えているのだろう、そもそも知ってる大学だって少ないしなあと思ったので、先日勝手に色々調べた美大について「こういう選択肢もあるよ?」と提案してみました。
息子は絵を描いたりするのも好きなので、私はてっきり「それもいいね」的な返事があると思ったのですが…意外と渋い反応。
なんで?美大とか楽しそうじゃない?と促すも
「美大に行ったらさあ、授業で興味がないタイプの絵の課題とかもあるんでしょ?俺は好きじゃない絵は描きたくない」
だってさ。

ふーん、なるほどねー。
絵を描くことが好きだからこそのこだわりなのかなあ。
思えば小学校の時もそうでした。
身バレ防止のためここに作品を載せられないのが残念ですが、息子は図工で周りがびっくりするくらいの素晴らしい作品を作る反面、気乗りしないテーマの時はギリギリまで手を付けずやっつけ仕事。作業最終日まで白紙で提出が間に合わないこともしばしば…
これ、勉強も同じなんですけど。
勉強は絵ほどこだわりがないのでやれと言われれば興味がない分野でも今はとりあえずやる。(これが中学受験生の時はできなかったから社会の偏差値がひどいことに)
さらに今は勉強や課題はやらないと怒られてゲームの時間などが制限されてしまい、それにより遊べないという自分の不利益を避けたい、という動機から仕方なく頑張ってやっているそうで。(ねえ、なんでそこまで理解してるのにこういうことになるの?)
まあ「理解している」のと「実行できる」のは違うんだよね。
だから本人曰く、美大に行ったら自分がどうなってしまうかなんとなくわかるとのこと。
どうなってしまうか→→→興味の乗らない課題を一切やらず、最終的に留年や退学になる
ちゃんと自分のことがわかってるじゃん…とちょっとびっくりしたところ、息子はここ最近で自分が俯瞰できるようになったと言いました。
うん?ずいぶん哲学的なことを言うなあ。
なんでも、
長年怒られ続けてきて、相手はなんでそんなに怒ってるんだろう?なんでそんな気持ちなんだろう?と思うようになった。
そこから相手の気持ちを考えたり、自分の状況を客観的に見られるようになった、とのことでした。
中2になってやっとそこに気が付いたのか。
むしろ今までなんで怒られてるのかわかってなかったんだね…
「あー今ぼく怒られてるな~」としか思ってなかったんだね…
でもまあ定型だったら当たり前に考えることなのかもしれないですが、息子は発達フルコンボ。こういうのも発達あるあるなんですけどね。
だけどいつの間にかこんな分析が出来るようになっていたなんて。
単なる年齢的な成長によるもの?長年の療育や通級の効果が今になって現れた?単純に高IQだから?それともアトモキセチンやインチュニブが効いて頭の中の多動が落ち着いたから?
頭の中がしっちゃかめっちゃかだとどうして自分が怒られてるのかわからないもんね…薬の効果だったらこれに気づけただけでも薬を頼った甲斐があったかな。
最近国語の成績が伸びているのは、相手の気持ちを考えられるようになったから文中の登場人物の気持ちもわかるようになったのかも、と自己分析もしていました。すごいじゃん。
息子、今の時点でこれだけ自分のことがわかってたら、わりとこの先それなりに生きていけるかもしれないのでは。
発達障害があっても人間ってたった数年でこんなに進化するのね、これだけ自分のことを理解して、そしてそれを言語化して説明できるなんて。
なんだか感情のジェットコースターはあれど、発達障害の中学生育児、つらいばかりじゃなくてこういうこともあるから面白いなあ。