恒例のボリュゾ中受ウォッチ。今回は神奈川編です。
埼玉編と千葉編はこちらから。
さて、神奈川の注目校はこのブログでも何度か取り上げた横浜創英です。
この学校が有名になったのは千代田区の麹町中学校で教育改革をされた工藤勇一さんが校長に就任されてから。
この方の改革は様々なニュースで取り上げられましたし、こちら↓の本を書かれた元テレ東アナウンサーの赤平大が息子さんの麻布中学受験をおススメされたのも工藤さんからとのことで、発達障害や2Eのこともよく理解されていらっしゃる校長先生でした。
ここにA君とB君がいて、A君は親や先生の言うことをよく聞く、いわゆる素直な子。勉強も言われたことをきちんとやって、成績もいい。でも自分で考えるわけではなく、指示待ちタイプ。対するB君は親の言うことを聞かず、先生の言うことも聞かない。勉強もやる気がない、成績も今ひとつ。でも、この子は自分で決めたことは自分でできる子に育っている。横浜創英はB君を育てる学校です。
我が家が横浜在住だったら絶対受けさせたかったよね!と思ってました。
しかし昨年、何の前触れもなく突然の退任。
任期をまだ2年ほど残していたのですが
— 工藤勇一 (@KudoYousan) 2024年3月31日
本日、3月31日をもって校長を辞めることにしました。
後任は僕のもっとも信頼する副校長本間朋弘です。
私は今後、後方からこの学校を支えていきたいと考えています。
自分の教員人生の最後の大仕事の場として、
この横浜創英中学・高等学校に着任し、丸4年。…
ご本人の仰る通り、現在も『教育アドバイザー』という形で横浜創英には関わっていらっしゃるようですが…
今回の市進の速報を見ると、応募者激減。
中学入試速報 2025|出願状況・倍率・補欠繰上|市進中学受験情報ナビ
まあ昨年の倍率が高すぎたのである意味適正値に戻った感じもあります。(実質倍率はこちらで出されていないので、実際どこまで倍率が下がったのかは現時点では不明)
これは工藤元校長の退任が影響したのか、それとも倍率・偏差値が上がりすぎてしまい元々この学校を志望する層が敬遠してしまったのか…
参考までに2/1AMのR4について2021年は35、2023年は42、そして今年度は45と上昇が止まりません。
結果R4が気になるところです。
そしてもう一校、応募者を大きく減らしたのが桐蔭学園。(こちらも実質倍率出ていません)
こちらはボリュゾ校というより上位寄りの学校なのですが…
中学入試速報 2025|出願状況・倍率・補欠繰上|市進中学受験情報ナビ
これは昨年高校の方で起きた盗撮事件が影響したのかな?
ちなみに中学受験でしか入れない中高一貫の桐蔭中等教育学校と事件の起きた高校受験しかない桐蔭高校は学校としては別の学校になりますが、同じ敷地内にあり共用している設備もあるのでまったく無関係とは言い切れないところがあります。
同じく高校の運動部で不祥事が起きた埼玉栄は応募者を減らしませんでしたが、事件の質が異なったのと学校のブランド力の違いなんでしょうかね。
工藤勇一さんが初めて子ども向けに書かれた本。もうすぐ中3の息子に読ませようかな。