息子の日能研同期には遠くの学校に通っている子たちが結構います。
なぜかと言うと、理由は単純。
第一志望校に落ちたから。(息子ももれなく)
私の周り半径50メートルの話ですが、第一志望に受かっている子は体感1/4。巷で言われている「第一志望に受かるのは1/3」より息子の通っていた校舎はちょっと低かったんじゃ?と思います。
なんでこんなことを知っているのかと言うと、受験のほとぼりが冷めてから仲良しのママとはお茶したり飲みに行ったりしてそれぞれあけすけに話したのですよね。
(全クラスにウチと同じ小学校や同じ学童、同じ習い事から同じ日能研に入塾したご家庭がいて、元々ママ友だったりしたので。マウントを取るようなタイプの人もおらず、通塾中もこの点では本当に恵まれていました)
で、みんな大体第一志望校は割と近くだったり、沿線的にも通いやすい学校を選んでいたりするのです。そして、そこに通う我が子をイメージする…
しかし第二志望、第三志望、前受けと志望度が下がれば下がるほど重要視するのは通いやすさではなく絶対に落とさないという安全度。近隣に通っても良くて偏差値的に安全な学校がたくさんあれば良いですが、なかなかそういうわけにもいかないといちばん犠牲にしやすいのは距離。(特に男子)
何度もイメージしていた志望校に落ちてはじめて「こんな遠い所に毎日行くんだ、大丈夫かな…」と我に返るのです。
先日、お子さんが隣県の郊外にある私立中学に通っているママと会って、この時↓のことを愚痴ったのですよね。
そうしたらそのママも学校が遠くて同じように大変な思いをしたことがあるらしく…
お子さんが中学で怪我をして病院に搬送され、学校から「その病院まで来てください」と連絡があったそうなのですが、搬送された病院が学校からまたさらに遠い。しかも学校の最寄りの路線とは違う駅が最寄りとなっておりそんな路線乗ったことない…と軽くパニック。(ペーパードライバーのため電車で行くしかない)
病院に着いたものの今度は都内じゃないからマル子医療証が使えない!?今まで子どもの病院でお金を払ったことがなかったんだけど!?とまたまたパニック。
なるほど…他県で病院にかかるとそうなるのね…
(なお支払った分はその後学校の保険で補填されたようです)
遠いだけじゃなくてそんな些細なルールも異なるなんて想定外だもんね。
我が家も校風だなんだで、結局近い学校ではなく遠い学校ばかり選ぶことになってしまいました。(もっと持ち偏差値が高かったら行かせたい学校は近くにも沿線にもそれなりにあったよ!)
近い学校を選べる可能性が広がる、というのが高偏差値の一番の優位性かもしれません。