N50発達障害男子の中学受験、からの中高一貫校生活

発達凸凹、高IQでもN偏差値は50の男子。2023年の中学受験とその後の生態を綴るブログです。

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高校受験、まさかの合格発表

首都圏の中学受験は一段落して、都内は高校受験真っ只中ですね。がんばれ高校受験生。

そんな中、本日は30数年前に実際にあった、私の高校受験時の『まさか』の話です。

 

第一志望校の試験会場で、ばったり友人N子に会いました。

この友人N子とは家も近く、学校の成績も近く、お互い親も良く知っている存在でしたが、高校受験のために通っていた塾は別でした。

埼玉前受け校も同じで、都立も同じ学校に出願していましたが、二人ともこの学校を受験することを知ったのはこの時初めて。

会場の教室でここ受けるんだ~知らなかったよ~的なことを一言二言話したような気はしますが、そんなに話さなかった記憶…(うろ覚え)

 

さて、当時はネットなどありませんので合否は翌日に学校に掲示された結果を直接見に行くスタイルです。合格発表は翌日だったと思います。ん?翌々日だったかな?(またもやうろ覚え)

この日、私は母と二人、ドキドキしながら第一志望校の合格発表を見に行きました。

駅から学校に向かって歩いていると、既に発表を見てきたと思われる親子連れが車道を挟んで反対側の歩道にゾロゾロ。

あの人たちは受かったのかなあ、落ちたのかなあ…なんてその列を眺めながら歩いていると、ひとりのおばさんと目が合いました。

N子のお母さんです。

 

するとN子母が道路の向こう側から大声で

 

「チヅルちゃん!ウチはダメだったけど、チヅルちゃんは受かってたわよ~!!」

 

と。

 

ええええええ~…

 

ヨソのおばさんから合格を知らされるなんて、アリ…?

 

この時の衝撃は30年以上たった今も鮮明に覚えていて忘れられません。

しかも相手も受かってるならまだしも落ちてるのよ…どう反応したらいいのか…

 

っていうか今思うと、なんでN子母は私の合格がわかったんだろう。

当時のことをよく覚えていないのですが個人情報という概念なんてない時代、受験番号と共に名前も貼り出されるスタイルだったのか?それともN子は教室で私の受験番号を見て覚えていたのか?そうだとしたらそれをわざわざN子母に伝えていたのか…?

その場にN子本人はいなかったので(この日の受験が終わるのが遅かったのかN子母だけで発表を見に来ていた模様)それだけはまだ良かったのですが…

 

その時の私はいろいろと思うことはあるものの合格が本当だったら嬉しい気持ちもあり、路上で叫ばれて恥ずかしい気持ちもあり、とにかくこの目で早く見ないと信じられない気持ちもあり…と小走りで学校に向かい、無事合格を確認しました。

が、今も学校の掲示板で合格を確認した時のことはあまり覚えていなくて、やっぱり思い出すのは道路の向こう側にいたN子母の姿なのですよね。

 

ちなみにN子との交流はその後も続き、池袋の某女子校に合格し毎日運針と勉強に励んだN子は大学受験で私の進学した大学を蹴って吉祥寺の某女子大(当時は今よりとてもレベルが高かった)に進学し、国語の教師になりたいと教職も取って教育実習にも行きましたが時は氷河期で採用は激減、国語教師の夢は叶わずそれでも言葉を使う仕事をしたいとマスコミに就職しました。

昨今の教師不足のニュースを見る度、あの頃教師採用を絞ってなかったら今頃教師不足になんてならなかったのになあ…と残念な気持ちです。