N50発達障害男子の中学受験、からの中高一貫校生活

発達凸凹、高IQでも偏差値は50。2023年中受終了した男子の生態を綴るブログです。

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通塾問題

3年生の2月・新4年生から通塾を開始することになりましたが、ここで突き当たったのが「ちゃんとひとりで塾に行けるのか」問題。

塾は徒歩圏内だし、普通の小学生であればおそらく何の問題もないであろう
「決められた時間に合わせて目的地に向かう」
ただそれだけのことが息子にはとっても難易度が高いのです。

まず時間の概念がおかしい。
時計が読めないわけではないのですが、例えば
8時から学校が始まる→8時には学校に到着していなければならない
と考えるのが普通の人の感覚ですが、息子は何度言っても
8時から学校が始まる→8時に家を出る
に脳内で変換されてしまうのです。(ワープ能力があるなら可能かもだけどね!)

通塾開始までやっていた平日の習い事は同じ学童から通っていた子も多く、学童からみんなで一斉に出発するので一人だけ遅刻することはなかったようなのですが、
土日にやっている習い事は親が声を掛けないとギリギリまで家を出ない。
別に間に合うし!と言いながら毎度遅刻をする。

 

ちなみに中学生になった今も全てにおいてギリギリです。
電車に乗っていて、次の駅で降りることがわかっていても、ドアが開いてもギリギリまで座っている。
着きそうなタイミングで立ち上がってドアの側へ行く、ということは一切しない。
それで通学時に乗り過ごしてしまったことは一度ではありません。
「前もって到着する」「余裕を持って行動する」「5分前行動」ということが何事においても死ぬほどイヤみたいなのです。
せっかちな私には理解できないのですがこういうのもADHD児に備わっている先送り癖の一つなんでしょうかね…

 

この地域では4年生になったら学童は終了。
学校からいったん家に帰ってきて、時間になったら一人で家から塾に向かわなければなりません。
私と夫は仕事で家にいないので、息子に「時間だよ!」と声掛けはできない。
毎回塾の時間に合わせて電話をするというのもその日の業務内容によっては不可能。

これ、どうしよう。

フレックスや在宅ワークができればベストだったのですが、勤務先はアナログ上等FAXバリバリ現役稼働の昭和スタイルの中小企業なのでそんな制度を取り入れているわけもなく、
もちろん「新しい働き方を取り入れてみませんか?」と提案してみても秒で却下なのでいよいよ『退職』という選択肢が頭に浮かび始めたその頃、

 

未知のウイルスが世界中に広がりはじめました。