先日より新型コロナ感染で自宅療養している息子。
今のところ運良く感染・発症から免れている私は自宅にて仕事をしながら看病しております。
昨晩、夫が「これなら喉が痛くても食べやすいだろうと思って」と、
いつも我が家が食べているコシのあるうどんとは違う別のタイプの、柔らかめのうどんを買ってきてくれました。
ここで、発達障害児の育児をされている皆様にはピンと来たと思います。
いつもと違う
これが何を意味するかを。
さて、本日先ほど息子に現在家で用意できる食材を提示し「昼食は何が食べられるか、何を食べたいか」と聞くと案の定「うどん」と答えましたので、私は念を押しました。
今ここにあるうどんはいつものと違うもので、食感が柔らかいものらしいけど、それでもいい?
わかった、それでいい。
よし、それならうどんにしましょう。
本人の希望により肉うどんということで(喉痛いんじゃなかったの?)、肉うどんを作り提供したわけですが
第一声
「なにこの食感…(明らかに不味そうな顔)」
…ね、ほら、だから言ったでしょ?
結局まったく箸が進まない。
普段だったら「それなら食べなくてよろしい」として終わりですが、現在息子の体の中ではコロナウイルスとの戦闘が行われており、全然食べ物が喉を通らなかった一昨日までと比べて、食べられるのなら食べて体力をつけてほしい。
仕方なく、卵粥を新たに作り直す。(うどんに乗っていた肉は食べた様子)
ああーもう~やる前から何となく予感はしていたけれども~…
大したものを作ったわけではないのですがこの徒労感。
中学生になってだいぶ食事の悩みは減りましたが、それでも未だに食べ物への文句は多いです。
初見のもの、不味いわけではないのに自分の想像と違う味がしたもの、チョコレートだと思って食べたら準チョコレートで不味かっただの(なんで気づくの)
アレルギーは一切ないのに、一般の人が食べられるものの半分くらいは苦手です。
特に刺激物は未だに一切ダメで、胡椒を含む香辛料全般、辛い物(カレーは甘口が限界)、炭酸飲料などはNGです。
麦茶を含むお茶も苦手で、家では水か白い飲み物(牛乳、ヨーグルトドリンク、ヤクルト、カルピスなど)しか飲みません。
しかし彼の中での「カルピス」は市販されている「カルピスウォーター」であり、原液を薄めて作ったものは「カルピス」ではありません。
(一度家で原液タイプを規定量通り作りそれと言わず出したら、一口で「いつもと違う」と飲まなくなりました)
ただ他所のおうちで出されたものなどは文句を言わずに食べるようになったので、その点だけは救いです。
なお新型コロナの症状、後遺症に味覚障害がありますが、本日時点でしっかり味は感じているようです。
ちょっとくらい味覚障害になってもらった方が彼にとっては生きやすいと思うのですが。