N50発達障害男子の中学受験、からの中高一貫校生活

発達凸凹、高IQでも偏差値は50。2023年中受終了した男子の生態を綴るブログです。

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【6年生】2月某日 第一志望校入試2回目

前回の続き。

息子は強がっているのか本当に何も感じていないのか、合否結果について全く感情を吐露しません。

埼玉校に受かった時もやったー!とか良かった!とか喜びを口にしなかったし、今回落ちた時も残念とか悔しいとか涙を流したりとか何もなし。
さらに言えば、朝私と別れて受験校に入っていく時も、何の言葉もなくブスっと不貞腐れた表情で黙って去っていく(緊張しているのかもだけど)。そして見送る私も息子の勇姿や後ろ姿に涙が溢れて…とか一切なし。
他所のブログで書かれている皆様の様子とか、二月の勝者にて描写されている親子の様子とかと全然違うんですけど…

 

息子が前回の不合格についてショックだったのかショックではなかったのかがいまいちわかりかねるまま、それでも第一志望校は全回受験するつもりで既に出願済み。ある意味予定通りです。
第2回目の入試についても「今日の受験も予定通りだよ!」と気持ちを切り替え、再度第一志望校へ向かいました。

 

前回と同様受験校に息子を送り届け、私はまた同じカフェに向かおうと駅方面へ引き返しました。
ビュービューと風が吹く中、反対に駅から受験校へ向かう親子たちと次々にすれ違っていきます。
その中には前回もお見かけしたな…という親子が数組。
その親子に勝手に同志的な気持ちを抱いたり。

 

カフェに到着し、昨日と同様コーヒー片手にスマホを開いて電子で購入した『息が詰まるようなこの場所で』の続きを読み始めました。
奇しくも主人公の子どもたちは息子と同じ小6の中学受験生。ただし通う塾は日能研ではなくSAPIXブリックスです。

中学受験の話は出てきますがこの小説の内容は特に中学受験に主軸を置いたものではないし、私も湾岸タワマンに住んでいるわけではなく、就職先も一部の主人公たちが勤める金融機関ではありません。
ですが、氷河期MARCH文系卒ソルジャー営業を長年やっていた身としては主人公の一人、健太の気持ちがよくわかる。そして、できるだけこの道*1を息子に歩ませたくないことも。あと、今の新人を育てるのって本当にキツイよね…
また、かつて受験少年院と言われていた徹の出身中学、小さい頃から「医者になる」と親に言わされていた友人の弟も通っていたところだな…(30年以上前の話で、今は全然違うみたいですけどね)とか、少しずつ誰もが何か共感できるストーリーだったかもしれません。

 

今回も本に助けられてあっという間に時間が過ぎて、試験終了時刻がやってきました。
なお、この日は午後も同校の受験のため、息子も私も一日中この湾岸エリアに拘束です。

お弁当を持参させることも考えましたが、一回外に出た方がリフレッシュできるかなというのと、温かいものが食べられた方がいいかな、という思いから前回と同様校舎の出入り口前で息子をピックアップし、昼食をとるために事前に調べておいたラーメン屋に向かいました。
起立性調節障害(疑い)になってから塩分水分を摂らせたい私とラーメン大好きな息子との共通のメリットがあり、なおかつ提供までの待ち時間も少ないのでラーメン屋さんやお蕎麦屋さんは我々にとって受験関係での外出時の昼食にうってつけでした。
ちょうどビジネス街のお昼の時間なので列は出来ていましたが、回転が速くすぐに席に着くことができました。

起立性調節障害の話↓

sasachizu.hatenablog.com

午後の試験はちょっと特殊な試験となるため、直前の対策というのはもうしようがありません。
お腹を満たした後、まだ午後の試験開始までは時間があったので、出来るだけ息子がリラックスできるようコンビニで息子の好きなお菓子を買って、イートインコーナーで軽くお茶をしました。


これから先は後半戦。厳しい戦いになるのは目に見えています。

 

続きはこちら

sasachizu.hatenablog.com

*1:文系ソルジャー営業のこと。理不尽の塊のようなこの仕事は発達障害男子には絶対無理と断言できますので、おそらく採用すらされないと思いますが。