N50発達障害男子の中学受験、からの中高一貫校生活

発達凸凹、高IQでも偏差値は50。2023年中受終了した男子の生態を綴るブログです。

MENU

第一志望校のご紹介

こちらの学校の今年度の受験日程が終了したので公表します。
試験内容が特殊なので、ずっとこのブログを読んでくださっている方で中学受験に詳しい方、当事者の方にはおそらくバレバレだったと思いますが…

親子で熱望した第一志望校は芝浦工業大学附属中学高等学校でした。

www.fzk.shibaura-it.ac.jp

2023年は2/4まで受験日がありました。
理系教育の最先端を走る大学附属校です。
約半数が他大へも進学する、進学校としての側面もあります。
近年共学化したばかりな上にピカピカの新校舎で、倍率も急上昇。
簡単に合格できない学校であろうことは覚悟していましたが、プログラミング(と言ってもScratch)やレゴが好きで算数が得意な息子向け、入試に社会がないのもありがたい、私や夫の希望にもぴったりの理想的な学校で、代わりになるような学校は他にありませんでした。

↓志望校決定までの紆余曲折

sasachizu.hatenablog.com

sasachizu.hatenablog.com

sasachizu.hatenablog.com

結果ご縁はいただけませんでしたが、あまりにも熱望度が高すぎて息子がここに落ちた理由についてしばらくいろいろと考えずにはいられませんでした。

 

精神的に幼い、受験が自分事になっていなかった、
そもそも圧倒的に勉強量が足りていなかった、
さらには他責思考で豊洲の中受人口が急増したからだ(実際にこの近隣に住む高偏差値のお子様を持つ友人が「ここは抑えに受けさせようかな~近いし校舎きれいだし」などと仰っていたのよ…)とか、
昔は載っていなかったサピ偏差値表に載って受験者層が変わったからだ(←?)、
などなど。

 

しかし、後々WISC-Ⅳを受けたことで息子の特性の詳細を知り、

基本的に息子の特性でこの学校の入試問題を解くのにはそもそも無理があった

ということにやっと気が付きました。

 

もう少し早く息子の特性の詳細をちゃんとわかっていたら。
その上で、6年生になるよりも早くに過去問研究をしていれば。

この学校を第一志望校には選んでいなかったかもしれません。
(それでもやっぱり魅力的な学校なので、突っ走ってしまっていたかもしれませんが…)

 

この学校の特徴的な入試問題が『聞いて解く問題』。
数年前から耳だけで問題文を聞いて自分でメモを取りながら解く形式の問題が、国語・算数・理科の全ての教科で取り入れられています。
導入した経緯を学校説明会で聞いたことがありましたが、学校におけるイベントなどの集団行動において人の話をちゃんと聞いて動くということは非常に重要なので、入試にあたりこういった形式を取り入れたというようなことを先生が言っておられました。

ということは、そのようにできなかった困難をかつて学校として経験されてきたということ。

勝手に想像するに、板橋にあった男子校時代はそういう耳からの情報が入ってきにくい特性持ちの子がそれなりにいたんじゃないかな。理系の学校だし…
共学になってガラッとカラーが変わり「女子大歓迎!」ムードをひしひしと感じたので、求める生徒像も大きく変わったのかもしれません。
ワスレモノ絶対ユルサナイ方針も、それでなのかも。

sasachizu.hatenablog.com

 

まあ、過去問との相性もそうですが、R4偏差値もここ数年でとても上がってしまったしこれからは入試に社会も取り入れられるようなので、もし今年や来年受験生だったとしたら確実に志望校候補には入れられませんでした。


※なお特性と問題との相性については息子の特性についても詳細が必要なので、別記事でじっくり書きたいと思います。『聞いて解く問題』以外にも向いていない点は多数ありました。