N50発達障害男子の中学受験、からの中高一貫校生活

発達凸凹、高IQでも偏差値は50。2023年中受終了した男子の生態を綴るブログです。

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発達凸凹・高IQ息子が第一志望校に落ちるべくして落ちた話①

ちょっと刺激的なタイトルですがまさにその通りのことを満を持して書きます。
WISC-Ⅳを受け息子の特性がわかったことにより結果にすごく納得できたので、このブログを読んでくださっている皆様と共有したい。

なおあくまで思いっきり個人の意見になりますので、独断と偏見まみれであることをご了承ください。
その上で、息子のような特性を持つお子さんの中学受験の参考になれば、と。

 

さて、入試問題は学校からのラブレターと二月の勝者で黒木先生も仰っています。

 

息子の第一志望校は芝浦工業大学附属でした。

sasachizu.hatenablog.com息子の特性がわかってから改めてここの入試問題を見てみると…
徹底的にワーメモ・処理凹の発達凸凹受験生に「ごめんなさい、あなた好みじゃないの」と言っている入試問題だとつくづく実感。
皮肉や負け惜しみなどではなくて、本当に、よくできているのです。

 

まず『聞いて解く問題』。
(過去問音声はこちら↓から聞くことができます)

SIT JUNIOR HIGH 入試過去問 - 聞いて解く問題

英語のヒアリングならまだしも、国算理の入試でこのスタイルを取り入れている学校、他にないですよね?
問題自体はそれほど難解ではないんです(私でも解けるくらい)。文字にされていれば息子も問題なく解けるレベル。しかしここで問われているのは耳でちゃんと聞いて、聞きながら重要だと思えるポイントをメモして、解答に至れるかどうか。
ワーメモ・処理凹の息子には難しい作業でした。全く手が出ないわけではないけれど、全問正解できた試しはありません。

そして思考の過程を書かせる記述が多い。
国語の話ではありません、この学校の肝は算数です。途中式必須で、逆に答えが合っていなくても考え方が正しければ得点できるシステムです。実際にこのようにアナウンスがあります。

【中学入試 算数における式や考え方の配点について】

目的:正答を導けるだけでなく、解く過程を他者に説明できる力を測るため。

・「式や考え方」と「答え」のそれぞれに配点があります。

・「答え」のみでは満点になりません。「答え」が間違っていても、「式や考え方」が正しければ得点になります。

https://www.fzk.shibaura-it.ac.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/07/20220707-62c6b9568b27b.pdf

 

ご参考までに、2024年第1回算数の解答用紙をご覧ください。

SIT JUNIOR HIGH 入試過去問

解答欄が大きいですよね…しかもこれ原寸サイズはA3です。とにかく書かせる量が多い。(ちなみに作図問題もあるので三角定規やコンパスの持ち込みも必須です)
これは答えを導き出せないけど考え方は示せる、という子にはとても良いシステムですが、解けるけどどうやってやったかをうまく伝えられない、という息子のような知覚推理凸型には試練でした。
私にはこのあたり理解し難いので本当に不思議ですが、息子の場合は書く前に脳内で答えが出せてしまっていたのです。
今思えば答えを書いてから途中式を書いていたりして、しかもそれが断片的で、傍から見たらどうして答えに辿り着いたかはよくわからない。まさに学校が求めている「解く過程を他者に説明できる力」がない。
でも本人の中ではわかってるんですよね。だから過去問の自己採点でいくらこれだと正解として扱ってもらえないんだよと言っても本人は「合ってる!だから得点してる!」と言ってきかない。
答えだけ書くタイプの試験であれば得点できていたのでしょうけれど。

 

長くなってきたので続きます。