N50発達障害男子の中学受験、からの中高一貫校生活

発達凸凹、高IQでも偏差値は50。2023年中受終了した男子の生態を綴るブログです。

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WISC-Ⅳ結果④ WMI

前回の続き。

次は個人的にとても気になっていたワーキングメモリー(WMI)。
「聴覚情報を一時的に記憶にとどめ、課題を処理する力、注意集中力、順序付けして情報を処理する力」です。

正直、私は息子のワーキングメモリーは相当低いと予測していました。
あの忘れ物の多さには絶対このワーキングメモリーの低さが関与していると。

 

ところが合成得点は128

 

あ、あれ?
平均が100なら一般的な数字と比べても低くないんじゃない?
報告書の数値の隣には「平均の上-非常に高い」と書かれている。
先生、これ、値としては悪くないですよね?

心理士の先生曰く、
「各項目単体の数字で見るのではなく、各項目間の数字にどのくらい差があるかを見ています」
とのこと。

息子の場合、まず知覚推理とワーキングメモリーの間の数値に23の差があり、さらにこのワーキングメモリー指標を構成する課題間にも大きな差がありました。

 

【以下報告書によるコメント抜粋】
・単純な課題より複雑な課題の方が好成績で、その差は大きく稀な差
・複雑な課題の方が覚醒して力が発揮できる
・日常の学習課題でも同様なことが予想される
興味が高いと没入する一方で、興味がないことや、自分にとって優先順位が低いことには注意が向きにくく、聞き逃したり忘れたりしやすい
単純作業や反復学習をとても苦痛に感じることがある
・知的好奇心が持て、本人が必要性を理解できるような働きかけが有効

 

うわあああああ(二回目)

 

 

幼少期からZ会の教材とか、漢字ドリルとかを死ぬほど嫌がってたのって、だからなの…!?
日能研に入ってからも『計算と漢字』をやらせるのにさんざんバトルしてきたけど、反復学習がそんなに苦痛だったのか。
そしてメモチェの呪いもこれが理由だったなんて。

sasachizu.hatenablog.com

逆に『計算と漢字』はやらなくても銀本の開成の算数の問題は嫌がらずにちゃんとやってたのとか、前回書いたテストで大問1を間違えるのに難問が解けてたのなんてまさに指摘されている通りだし。

理科実験教室なんかも、時間が足りないのに自分の意志を押し通してまで通ってた。

sasachizu.hatenablog.com

 

息子は勉強が好きじゃないというわけじゃなかった。
「好きな勉強」と「嫌いな勉強」の種類が極端に違っただけなんだ。

 

そして課題のやり忘れ、出し忘れもまさに「息子にとっては優先順位が低いこと」だからなんだろうなあ…

 

続き↓

sasachizu.hatenablog.com