前回の続き。
そして迎えた小学校の個人面談。
新しい担任はベテラン然とした、中年の女性でした。
息子は週に2時間通級のクラスに通っていますので、通級の個人面談の時は普通級担任、通級担任、私の三者面談になるのですが、今回は普通級の担任のみとの面談です。
上記の通り通級認定されて通っている息子ですので、定型の子に比べてテンポが遅かったり、人と違った理解や行動をしてしまったりと、アレ?と思われてしまうことはたくさんあります。
その情報は共有されており、今までの担任の先生方はその上で
「今はこんなことを頑張っています」
「彼にはこんないいところがあります」
「だからこれからこういうことを頑張っていきましょう!」
と息子のいいところを認めて前向きなお話をしてくれることがほとんどで、面談で嫌な思いなどしたことはありませんでした。
そんな優しい先生に慣れてしまっていて、私にもちょっと甘えがあったのかもしれません。
今回の面談。先生は常に仏頂面で
「あれができてなくて困る」
「これができてなくて困る」
「こういうことはちゃんとやってもらわないと」
と、本当にダメ出しばかりなのです。
え、ちょ、ちょっと待って。
新年度始まって2ヶ月やそこらで
こんなにディスられること、ある?
息子の学校生活全否定。正直面くらいました。
しかしこちらも通常の子ができることができていないし、いつも机の中は汚くてお手紙は忘れるし、もしかしたらクラスに迷惑をかけているのかも…?という負い目があるし、
(他害や騒ぐ系ではないけど人一倍ぼんやりしていて集団行動に追いつけていない?)
今までと違ってやっぱり高学年になるといろいろな責任も求められるものなのかも、と思ったりで
「そうですか、気を付けます」
としか返しようがありませんでした。
面談が終わり今までになくどよーんとした気持ちに。
まあ今までも息子本人の授業参観での様子や保護者会の後にぐちゃぐちゃの机の中を見てがっかりすることはありました。
ありましたが。
こうも面と向かって他人から否定され続けると受けるダメージは段違い。
足取り重く教室を出て校門までたどり着くと、隣のクラスでちょうど面談が終わったA君ママが後ろから
「息子君〇組だよね?新しい先生どうだった?」
と声をかけてきました。
きっと面談でこんなことを言われるのはうちくらいなんだろうな…と思い
「最悪だった」という言葉を飲み込んで「うーん、まだあんまりよくわかんないかな」と答えるのが精一杯でした。
そんなこんなで面談の後はしばらく落ち込んでいましたが、そう遠くないうちに事件は起こりました。
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