発達に懸念がある息子が小学校に入学する際、事前に校長先生との面談で配慮して欲しいことなどの要望を聞いてくれる機会がありました。
とりあえず新しい環境での集団生活に不安があり
「できれば同じ保育園出身や幼馴染の子と同じクラスだと安心です」
と伝えると入学時にはそのように配慮されたクラス編成になっていました。
担任の先生も3年生までは本当にみんな良い先生でした。
(4年生時はコロナでほぼ担任の先生との接点がなくよくわからないまま終了、ですが特に問題は起きませんでした。)
コロナで分散登校や在宅勤務になるまで、私の出勤に合わせて息子は同じ時間に家を出て学校まで一緒に登校していたのですが、低学年の頃は家を出ることはできてもたどり着いた校門の前でそれ以上前に進めず愚図りだすことがありました。
当時のその校長先生は毎朝校門の前で子どもたちの登校の様子を見守ってくれていたのですが、愚図りだす息子に寄り添い手を繋いで玄関まで歩いて行ってくれたりと、本当に学校生活も助けられていました。
そんな優しい校長先生は人気者で、息子も含め児童はみんな大好きな様子でした。
しかしコロナでの各種制限を挟んだ5年生になる頃には、公立の宿命によりその校長先生も異動して担任の先生たちもだいぶ入れ替わっており、5年生で新しく担任になったのはその年に新たに他の小学校から赴任してきた未知の先生でした。
その5年生になって、最初の違和感は学校からの帰宅時間の遅さでした。
日能研への通塾は週3日となり、塾の日は16:30には家を出ないと授業開始に間に合わないのですが、学校から帰宅するのがギリギリ16:20になったりととにかく帰ってくるのが遅い。
授業は15:30には終わっているし、コロナ対応で子どもたちに教室掃除はやらせていない。
同様にコロナによる制限で、放課後に学校では遊べないことになっているはず。
いったいどこで何をやっているのか。
今までも宿題忘れなどで居残り勉強をさせられることはあったけれど、こう毎日遅いのはおかしい。
ついに16:30になっても帰ってこなかった日。
息子には以前から寄り道癖があるので、どうせ寄り道で遅くなっているのだろうと怒り気味で帰宅した息子に詰め寄ろうとしたところ、帰宅した息子の方がプンプン怒って私に訴えてきました。
「もう嫌なんだけど!連帯責任で残されるとか意味わかんない!」
… 連 帯 責 任 !?
息子によると、何かクラスで問題があるたびに『連帯責任』とやらで全員残されているとのこと。
!?
この令和の時代に、なんという昭和の響き。
息子の説明を聞いていてもいまいち埒が明かないけれど何かおかしいということは私もわかり、とにかく塾の日は家に帰してもらわないとこちらも予定があるし、「所定の時間に帰すようお願いします」と連絡帳に書いて先生にその旨伝えるようにしました。
この時から既に、息子のクラスはおかしなことになっていたのです。
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