N50発達障害男子の中学受験、からの中高一貫校生活

発達凸凹、高IQでも偏差値は50。2023年中受終了した男子の生態を綴るブログです。

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地獄の保護者会と救われた個人面談

はじめての保護者会の日。
入学式以降、担任の先生と顔を合わせるのはこれで2回目です。
会が終わったら精神科でもらってきた問診票の記入をお願いしなくてはいけない。

保護者会では先生方の紹介や学習の方針などの説明、PTA役員になられた方の紹介などがあり、最後に
「なおこちらに現時点での課題未提出者一覧が貼ってありますので、確認してお帰りください」
と黒板が示されました。

えっ…

先日先生からお電話いただいた他にも未提出課題があるのか…?
各教科ごとに貼り出されたその一覧には、なんと全てに息子の名前が記載されていました

いくつかの教科でご一緒しているメンバーもいるようですが、息子に至っては全教科皆勤賞。

 

うわあ…なんという公開処刑

 

危うく問診票の依頼を忘れそうになるほど、もう恥ずかしくて顔から火が出る思いでした。(依頼については快くご了承いただきました)

思ってたよりずっとひどい…はあ、もうこんなの入学早々しょっぱなからダメな子認定じゃないの。この先この学校でやっていけるのかな…

 


そしてその数日後には個人面談。
ああー…もう学校に行くの気が重いなあ…。
入試の時はあんなに素敵だと思った通学路を進む足取りが重い。
いったいどんなことを言われてしまうのだろう。
ちょっと5年生の時の個人面談を思い出してしまう…

sasachizu.hatenablog.com

 

ドキドキで教室のドアをノックする。

何を言われても仕方ないと覚悟していたところ、面談の席では、先生から思いがけない言葉が。
「息子君ですが、とてもキラリと光るものを持っていますよね。そこに貼ってあるポスターの絵も息子君が描いてくれたんですよ」

教室にはクラススローガン的なものが貼ってあり、その挿絵を息子が描いたようでした。

それ以外でも、こんなところがかわいいですね、頑張ってますね、と。
まあ課題はちゃんと出してもらわないと困るんですが…とも言われましたが、勉強以外の面でも、色々と息子の良い所を見つけてくれようとしている。

あ、あれ?ダメな子認定されてるわけじゃないのかも。

最初に電話をもらってから実は先生と話すのをちょっと恐れていたのですが、先生はちゃんと息子をいろんな面から見てくれていたようでした。

課題出さないだけでダメな子扱いじゃなかった。

この先この中学校でやっていけるのかどうかすごく不安だったけど、どうやら大丈夫そうじゃない…!?

そうだよ、課題出さない件でも一発アウトじゃなかったし、連絡をくれるってことは見捨てずすくい上げてくれようとしてくれてるってことだから、それこそ「管理型面倒見校」の真骨頂なわけじゃない!

受験の前に感じたこの学校の温かい雰囲気は、やっぱり間違いなかったってことなんだ。

 

先日の保護者会で記入を依頼していた問診票を受け取って個人面談は笑顔で終わり、帰りの足取りは行きの時よりも軽くなったのでした。