後日、スクールカウンセラーさん同席の下、担任の先生との面談が実施されました。
まずはWISC-Ⅳの報告書を読んでいただく。
担任の先生はあっという間に読み終わると「よくわかりました」と。
スクールカウンセラーさんからの補足もいくつかしてもらいましたが、おそらく発達障害への知見も多少ある方なのだと思いました。
そして、希望する『合理的配慮』について。
先日スクールカウンセラーさんから伝えられた通り板書をどうするかについて息子に相談すると、やはりタブレットで写真を撮ったりすることで目立ちたくない、写真は撮っても多分見返さない、よって息子の最善の希望はそのような対応ではなく「板書をしないことをただ見逃して欲しい」とのことでした。
息子の場合、板書を強要するとおそらく板書も碌に出来ない上に内容の理解も追いつかなくなってしまう。
板書を諦めて授業に集中した方がしっかり頭で授業内容を理解できるということも踏まえ、可能かどうかは別にして、担任の先生にはまずそれを伝えました。
その他、小学校でしていただいた配慮と同じように座席を教卓周辺にしてもらえればおそらく授業中にボーっとしてしまうことは減ること、課題についてはこまめに声を掛けていただき、未提出が溜まる前にお手数だけれども保護者への連絡をしていただければ、などお願いしました。
結果、担任の先生の管轄である席替えや課題のチェックなどは二学期から対応していただけること、板書の可否については各教科担当の先生ともWISC-Ⅳの結果を共有していただき協議いただけることになりました。
事前に相談したスクールカウンセラーさんの対応からある程度は寄り添っていただけそうだと思っていましたが「私立なので合理的配慮はしません」的な対応じゃなくてよかった…
これで今までの学校生活よりは少しはなんとかなりそう。
最初のトラブル時、入学当初に息子の状態を学校と共有しなかったことを後悔しましたが、結果しっかりWISC-Ⅳを受けて特性の詳細と対応方法をお伝え出来たことは良かったです。
教室での息子の様子も伺いましたが、わりと一人で行動することもあるものの、やはりスクールカウンセラーさんに聞いた時と同じく特に友人関係での問題はなさそうでした。
とりあえず一安心、と思ったのもつかの間。
数日後の夕方、またもや担任から電話が。
「今日の放課後、某科目の補習があり、息子くんは課題未提出だったので参加必須だったのですが、すっぽかして帰ってしまったようです」
ええええ…
今本人リビングにいますが…
息子と電話を替わる。
先生は「しっかり伝えたよね?返事もしたよね?」、息子は「聞いてない」の堂々巡り。
うん、先生、この人耳からの情報本当に入らないんです…すみません。
まあそれは仕方ないんですが、同じ補習のメンバーだったクラスメイトがまさか帰ってしまっているとは思わず学校中を駆けずり回って息子を探してくれていたようなので、その子達にはしっかり謝りなよ、と言っておきました。
まだまだ安心とはいかないのね…