前回の続き。
救急隊員の方もまさか私が飛行機搭乗口前にいるとは思いもよらなかったと思います。
「では、搬送先の病院にはその旨伝えておきます」
と言われて電話は終わり、私たちは飛行機に乗り込みました。
この時夜の8時くらい?。そして到着は現地時間朝の8時。フライト時間は約7時間。
まだ頭痛も残っているし、ここで寝ないと寝不足&時差ボケで一日目の体調が最悪になることはわかっていたので、機内では映画も機内食もスルーして絶対に寝るつもりでした。
が、眠れない。
目を閉じると弟の病院は決まったのか、無事に入院できたのか、そもそもなんで足が痛いのか、腎臓病の影響なのか?考えても仕方ないのだけれど心配してしまい、頭の中がぐるぐるぐるぐる。
そして弟のことを考えているとどうしても実家のことがフラッシュバックしてしまい、嫌な気持ちに。(ここでは詳細を省きますが、実家は機能不全家族でした)
結局一睡もできず、頭痛も抱えたままダニエル・K・イノウエ空港に到着。こんなことなら映画でも見ていれば良かった…
日本との時差は19時間。弟のことが気になるけれど、こちらから連絡しようにも日本の時刻はまだ夜明け前。自分の携帯は海外で使えるようにしてあるけれど、留守電は機能しない。
とりあえず午後になるまでは何も状況がわからないので、いったん気持ちを切り替えて観光に行くことに。
荷物を預けるために、空港からいったんホテルに向かいます。送迎のバスでは運転手さんが景色やハワイの歴史などの説明をしてくれました。
私はこういう話を見たり聞いたりするのが好きなので景色を見ながら一生懸命聞いていたのですが、横に座る息子はずーっとスマホ…
写真を撮っていたりするわけではありません。空港に着いた瞬間から「スマホ!早くスマホを使えるようにして!」と騒ぎ、海外ローミングの設定をするとすぐにLINE、マンガ、ゲーム…
この時も前かがみになってずっとマンガを見ているので、車酔いするしそもそも初めての海外なのに景色とか興味ないわけ?と窘めました。
なんか信じられないなあ…私なんて初海外旅行の時はめちゃくちゃ興奮したのになあ…
息子の態度にちょっとイライラしつつ、到着したホテルに荷物を預け、そこからバスに乗って本日の目的地である巨大ショッピングセンター、アラモアナセンターへ。(この時も息子はバス内でスマホ!)
アラモアナセンターは私が行きたいとリクエストした場所でした。
そこで何かが買いたいとかではなく、ただ龍が如く8で出てくるアナコンダショッピングセンターや、スプラトゥーン1、2のステージのアロワナモールの元ネタになった場所だったので、どんなところか見てみたかったのです。
こんなところでした。
確かにアナコンダショッピングセンターはすごく感じる!
アロワナモールは…似てる?似てない?
しかし、到着後1時間もするともうヘトヘトに。ちょっとお茶しに入ったお店で全員動けなくなり、その後センター内にある楽天ラウンジへ。
(楽天カードを持っている人ならカード提示で無料で使えるラウンジです。アラモアナセンターとワイキキのインターナショナルマーケットプレイスにあります)
ここで私はマッサージチェアに大分体力を回復してもらい、息子はスマホの充電をし、チェックインの時間にはまだ早いけどもうホテルへ向かおう、となりました。
バスに乗ると息子がスマホを見始めるので、出来るだけ歩こうということでアラモアナからワイキキ方面へ歩き始めます。
アラモアナ方面とワイキキ方面を繋いでいる橋。
しかしホテルまでの距離の半分くらいを歩いたところで疲れがピークに達し、途中からやっぱりバスに乗りました。
思えばこの時がハワイのお日様の下を家族揃って歩けた、たった一日の貴重な時間でした。
続きます。