前回の続き。
確認しなければいけないこと、それは弟のその後。
予定では私が帰国した今日この日、手術をしているはず。
スーツケースをピックアップし、ひと段落着いたところでスマホを確認する。
すると、弟からは手術が無事終了したとのLINEが入っていました。
はあああ～！やっと本当の一安心。
しかし、その後のLINEを見てギョッとする。
「今日病院に来るって言っていたけど、来なくて大丈夫」
えっ……？
私病院に行くなんて、一言も言ってないけど？
自分の送ったLINEを見返してみる。
そんなことどこにも書いてない。
飛行機到着は15時過ぎだし、入院先は成田空港に近いわけじゃないし、私の自宅からも１時間半はかかる。
なぜ、私が今日行くと思った？
どうやら弟の頭の中では「〇日に帰国する」＝「〇日に自分のところに来る」に変換されてしまっていたらしい。
こういうところも障害所以なのかな…来なくていいって言ってるからとりあえず良かったけど。
で、実はこのブログを書いている今現在も弟は入院中なのですが、結局今後私が病院に行かなくてはいけない感じで、ちょっと面倒くさいことになりそうです…
そして、ハワイで寝込んだ息子。
その後すっかり熱は出なくなり、残りの春休みの日程は友人と遊んだりそれなりに楽しんでいました。（私も何も発症することはなく…感染症ではなかったのかも）
息子とハワイに行って、今回私が学んだこと。
もう息子と海外旅行には行かない。
発熱して寝込んだからではありません。（これは本当にかわいそうだった）
渡航先の全てにまったく興味を示さなかったからです。
せいぜい興味を持ったのはサトウキビジュースなどの飲み物くらい…
思えば今まで行った国内旅行でもそれは感じていたのですが、海外に行ったことでそれが顕著に感じられました。
何せ日能研で社会の偏差値20台を取った息子、中学生になった今も社会の成績は底辺であり、その地域の地理、歴史、文化など、とにかく社会に関わる全般に興味がありません。
スキーなどのアクティビティが出来る先でならまだ一緒に楽しめるのですが、国内旅行でも歴史的な場所の観光などには一切興味を示さず、例えば飛騨高山に行った時なんかはレトロミュージアムでずーっとファミコンやっているだけだったり…
中学生になってスマホを与えたことで、移動中でも常にスマホから目を離さなくなり、息子にとって旅行がさらに意味のないものになりました。
幼少期はそれでも、旅行に行って帰ってくると何かしらの刺激を受けたのか、ちょっと成長したなあ、なんて思えることもあったのです。
だから、もしかしたらまだ最初にハワイに行こうとしていた４年生の頃に連れて行けていたら、少しは違っていたのかもしれない…コロナがなければなあ…
今回の息子の様子を見て思い出したのは、私が高校生の時の裕福な同級生のこと。
毎年家族で海外旅行をしていたらしいのですが、彼は「旅行に行ってもつまらないし、いつも自分だけホテルの部屋に籠っている」と言っていたのです。そういやこの人も理系男子だったな
私は貧乏育ちだったのでほとんど家族旅行と言うものをしたことがなく、さらに海外旅行なんて雲の上の話だったので、その話を聞いて「なんてもったいない！信じられない！」と思っていたのですが、きっと息子もその感覚なんだろうなあ…と。むしろ「興味がないのに無理やり連れていかれる」と思っているのかも。
私は海外旅行なんて自分で稼げるようになってはじめて行ったので、毎回それはそれは楽しみで一分一秒無駄にせず楽しもうと意気込んでしまうのですが、そんな私と生まれた時からお金に苦労したことのない息子では全く価値観も違うし、そもそも世界史が一番得意だった私と社会が一番嫌いな息子では旅行に対する思い入れも違う。
次に海外旅行をするのはもう息子が独立した後、夫と二人になってからだな、と。
今回堪能しきれなかったハワイもいつかリベンジしたいし、その頃には円高になっていてくれたらいいな…（今回円安と物価高で全然ショッピングもしませんでした。つまらん）
ということで、たった４泊６日なのに長々続いた残念なハワイ旅行シリーズは今回で終わりです。
お付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。
残念なハワイ旅行シリーズまとめ↓
