昨日の記事でIQの話をしましたが、IQって後天的に結構上がることがあるんですね。
てっきり先天的なもので、生涯あまり変わらないものなのかと思っていました。
そう考えると、もしかしたら息子の飛びぬけた知覚推理の151という数値はもしかしたら後天的に伸びたものかもしれません。ちょっと思い当たる節があります。
※なお息子は知覚推理だけが高い発達凸凹タイプです。一番低い処理速度とは40以上もの差があります。
胎教も含めて幼少時の英才教育など一切していない息子の知覚推理を鍛えたもののうちのひとつは、おそらくゲームと思われます。ゲームと言ってもいわゆるTVゲームだけでなく、TVゲームデビュー前はとにかくたくさんのボードゲームをやっていました。
元々私たち夫婦は息子が生まれる前からゲーム全般が好きで、夫とやるオセロは白熱するし、アメリカに住んでいた時はご当地や限定モノポリーをコレクションするくらいでした。(嵩張るのに…)
↓今も家で遊んでいるコカ・コーラバージョン。すごいプレミア価格になってる…
ちなみに息子が最初に覚えた英語は「GO TO JAIL(刑務所行き)」でした
でもモノポリーなんて二人で遊ぶよりやっぱりたくさんで遊んだほうが面白いし、早く息子がボードゲームできるようにならないかな!と一緒に遊べる日が来るのを首を長くして待っていたのですが、確か息子が3歳くらいの頃、当時読んでいた日経DUALで「ねことねずみの大レース(Viva Topo!)」というドイツのボードゲームが紹介されていて、まずはこれならできるんじゃない?とボードゲームデビュー。木でできたねずみが可愛いです!
ルールは簡単で、サイコロを振って自分のコマである複数のねずみを順番に進めていき、ゴールに到着するまでにマスの途中の部屋に置かれたチーズを一番多く集めた人が勝ちです。しかし、ゲームにはねずみたちを追いかける猫も登場し、振ったサイコロの目によってはねずみは進めず猫が進むことになります。そして、猫に追いつかれたねずみは食べられて退場となってしまいます。
このゲームのミソは一番近い部屋でもらえるチーズの数は少なく、一番遠い部屋でもらえるチーズの数は多く、そしてそれぞれの部屋に置かれているチーズの数には限りがある…と言うところで、猫に追いかけられる中で低リスク低リターンで勝ちを狙うか、それとも高リスク高リターンで勝ちを狙うか、という戦略を練る必要があります。
ここがいわゆる普通のすごろくと違うところで、自分がどのくらいで猫に追いつかれてしまうか、大きなチーズを取れる可能性はどれくらいあるのかを常に考えて進めなければなりません。対象年齢は4歳からと小さな子でもできますが、とても頭を使うゲームです。息子はこのゲームをやりながら自然に数の概念の認識や足し算が出来るようになっていったと思います。
さすが2003年ドイツ・ゲーム・オブ・ザ・イヤー 子ども部門大賞受賞ゲーム。大人がやっても面白いです。
余談ですがこのゲームで息子は「高リスク高リターン」を好むタイプと言うことがわかりました。今でもその気質はあまり変わらないかもしれません。
3歳でもねことねずみの大レースが余裕で遊べたので、これを皮切りにどんどん新しいゲームを購入しました。ちょうど当時の夫の職場の近くにすごろくやというボードゲーム専門店があったので、週末になると家族で店舗に行き、色々見ながら店員さんに相談しながら、実際に遊ばせてもらいながら、と選べたのが良かったと思います。
長くなってしまったので続きます。
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