N50発達障害男子の中学受験、からの中高一貫校生活

発達凸凹、高IQでも偏差値は50。2023年中受終了した男子の生態を綴るブログです。

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個人事業主になったきっかけは中学受験

私がフルタイム会社員から業務委託と言う形の個人事業主になったきっかけの一つが息子の中学受験でした。

実は周りでもお子さんの中学受験をきっかけにフルタイム会社員を辞めた話があったので、もしかしたら同じようなことをお考えになる方もいるかもしれないと思い、今回はちょっとだけ仕事関連のことを書くことにしました。

退職までの経緯↓

sasachizu.hatenablog.com

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まず、業務委託は基本会社の指揮系統下にないので、期限さえ守れば自宅で自分のペースで仕事を進められます。これが本当に中学受験の伴走には助かりました。(これは私の場合なので、会社との契約によっては出社などの指定もあるかもしれません)
何せフレックス制度などなく時間や休みの自由の利かない会社だったので、会社員のままでは自走しない息子の伴走は無理だったと思います。やはり平日にやらせる過去問監督の負担は大きかった。

そして個人事業主になる時の一番の不安がまさに「確定申告など税金関連のことが自分でできるのだろうか」ということと「厚生年金がなくなること」だったのですが、確定申告は前回の記事の通りなんとかなりました。
(収入自体も約半分近く下がりましたがこれは納得の上の選択でした)

以下、私が会社員から個人事業主になる時にやったことです。
なお退職してすぐ開業届を出したので、無職期間はありませんでした。

 

社会保険の切り替え

今まで会社の社会保険だったものがなくなるので、健康保険は国民健康保険へ、厚生年金は国民年金への切り替えをする必要がありました。
健康保険は申請すれば会社員時代の保険を任意継続できるみたいですが、私はしませんでした。

 

②開業届の提出

開業届を税務署に提出。これも前回確定申告の記事で書いたfreee(↓)で作成することができました。


なおここで重要なのが開業届と一緒に「青色申告承認申請書」を提出すること。
これは今後の確定申告を青色申告でします、という申請でこれを出しておかないといざ確定申告の際に青色申告ができません。
青色申告には様々なメリットがありますがそのうちのひとつが所得控除です。節税効果が大きく変わりますので、面倒でもこの申請は出した方が良いです。

 

③小規模企業共済に加入する

言わば自身の退職金の積み立てみたいなもので、事業を廃業した時にそれを受け取れる制度です。

小規模企業共済とは|小規模企業共済(中小機構)

「小規模企業」という名称ですが事業をしていれば個人でも加入できます。
銀行より利率も良く、少額でもその積立金は税金の控除対象となり節税効果があるので、任意ですが個人事業主になるなら加入がおススメです。
iDeCoと似たような機能ですが60歳になるまで掛金に手を付けられないiDeCoと違い、廃業時の年齢に関係なく受け取れます。

 

とこんな体制を整えて個人事業主をスタートしました。
私は業務委託元から報酬をもらう際に源泉徴収されていますので、確定申告をすることによって上記の控除が適用され現在の委託報酬の1か月分くらいが還付されます。ちょっとしたボーナスのようでこれは嬉しい。

ちなみにインボイスは登録していません。委託元がしなくてもいいとのことだったので(今までもらっていた消費税分を委託元が払うことになりました)今後も登録予定はなしです。私としては消費税分の収入が減りましたが、面倒なのでもういいかなと。(登録締切の延長とか2割特例とかもう後出し後出しが多すぎて…最初からそうしてくれれば登録したのにさ)

あと、個人事業主になって気を付けなくてはいけないと思うのが健康診断!
会社員の時は会社に毎年人間ドック受診を義務付けられていましたが、今は自治体の健診に忘れず申し込むようにしています。

 

さて、中学受験が終了した今はすっかり時間に余裕が出来て、ありがたいことに委託元である元職場からも「正社員で戻って来ない?」というお誘いをいただいてはいるのですが、今の働き方が快適すぎてもう会社員には戻れないです。上記の通り色々手続きしちゃってるからまた元に戻すの面倒だし。

元職場も若い人がどんどん辞めちゃって大変みたいでね…やっぱり在宅勤務を終了したりするから…昭和の考え方の会社は淘汰されていくのよ…

 

以上、前回の確定申告に関連して個人事業主になった時の話でした。
これから業務委託と言う働き方を検討される方の参考になりましたら幸いです。